カテゴリー「本」の記事一覧

「パラレルワールドからニューカマーの登場」です(タイトルロシア語訳)。

コノヒト自身は、「魔術師の女王」と名乗っています。でも、魔術師かも。

彼女の写真、綺麗ですねー。ドサイケ(笑)。

ロシアの首都はモスクワ。モスクワには「赤の広場」っていうところが在るんだけれども、なんで「赤」かって、共産党の赤ではないんですね。

だってほら。赤色だけじゃないでしょう。なんだかカラフルでサイケデリックで可愛らしいでしょう。

1年中のほとんどが暗い空と雪で閉ざされる北国ロシア。

そんなロシアにおいて、「赤」は「美しい」という意味なんだそうです。暗い景色に、カラフルでビビッドな色遣いが、温かく、美しい。

魔術師の女王、他の写真も見てみましょうか。

※以上写真、 Пришельцы из параллельных миров. Комментарии : LiveInternet – Российский Сервис Онлайн-Дневников」 より抜粋(まだあと10倍ぐらいありますよ)

それにしても、陰翳礼讃というか、影のブラックと、生物のビビッドな七色の対比が美しすぎる。

人や世界は。

月も地球も。

夜があって、闇があって。

でも、朝があって光があって、成り立っているのだと思う。

そんな宇宙の本質を、会ったこともないロシアのヒトに「ふと」教えてもらえるインターネットのヨロコビ。

でも、これらは写真であり、パソコンモニターに過ぎませんから。

本当は、ちっちゃい頃、虫や動物と戯れて遊んだ時、同じような景色を、地球を、ぼくらもみんな見ているはず。

どこかで見たことを、覚えているはず。

そして今日も天気がいい。

蝉がギンギンに鳴いています。

夏が過ぎてゆきます。光の下に繰り出して、8月最後の週末を、身体いっぱい感じる時間としたいものです。

※参考図書(遊びの教科書)

「虫目とアニ目」

Пришельцы из параллельных миров

渋滞のメカニズム

「メカニズム」とか男のコはたまに言ってみたくなるのだ。

さて、お盆の渋滞予測は「混むかと思ったら以外に平気だった」とはasahi.comさんより。

高速道路各社は今年、「休日上限1千円」割引と全国50区間の無料化の影響で過去最多の渋滞を予測していたが、予測を大幅に下回った。

無料化区間では、予測では10キロ以上の渋滞は41回だったが、実際は11回だった。予測になかった北海道の道央道下りで20キロ以上の渋滞が起きる一方、12回と予測された新潟県の日本海東北道では1回と、予測との大幅なずれが目立った。東、西日本高速道路は「無料化から間がなく、予測するデータが乏しかった」としている。

asahi.comより抜粋(部分略)

自分で引用しといて言うのもなんだが、なんだこのどしゃめしゃな記事は!

「渋滞予測」に対して「その数が下回る」ことが、過去データや車の絶対量との対比において書かれることは一切なく、その上、結びが「予測とのずれはデータに乏しいから」ってアンタ。。

真面目にやれ。

さて、真面目に(?)渋滞について書かれているサイトのご紹介をお口直しに。

ただ、これも「よく聞く」話ではある。でも、ニュアンスがわかりやすく紹介されていて良かった。

「ETC高速道路が1000円で乗り放題」の実施により、連休中の高速道路が混むことが増えた昨今。いったい「渋滞の先頭は何をしてるのだろうか?」という疑問を解明するメカニズムが分析された。

数理物理学を専門とする西成活裕氏(東京大学大学院教授)は、こうした自然渋滞のメカニズムをこう分析する。

1 ある車のスピードが何らかの理由で低下する

2 後ろの車は危険を察知し、軽くブレーキを踏む

3 その後ろの車はより強くブレーキを踏む

4 十数台後ろの車は完全に停止してしまう

つまり「ブレーキの連鎖」により起こるものだと説明。「急いでいると車間距離を詰めたくなるものだが、車間距離を保つことで前方の交通事情の変化に対応でき、ブレーキの回数が減る。すると結果的にはブレーキの連鎖を断ち切ることができ、渋滞を緩和、回避することができる」と、自然渋滞への対応策を紹介している。

問題の「渋滞の先頭は何をしているのか」については、「自然渋滞では次々と先頭が入れ替わりながら、渋滞のかたまりが後方へと伝わっていく。つまり誰もが瞬間的に渋滞の先頭になっている」と積年の疑問に回答した。

スピードネーターさんより抜粋(部分略)

まあ、こういうことだよな。

急がば回れ。とれよ車間距離。ブレーキ踏まなくてもいいようにね。。。

そして、銃を撃たなくてもいいようにね。。。

ジョークはさておいて。

いやでも、仕事ももちろんそうであって、誰かがブレーキ踏むと渋滞が起こるから、みんなで一緒にプロジェクトを進めるときは進めようね、なんて教条的なことを申し上げるつもりは毛頭なく。

ミミズだって伸びたり縮んだりして進んでいるわけで(上記渋滞メカニズム動画もミミズの動きみたいだな)。

人間や、人間が操る車の動きは、コンピュータシステムとは違うから、何でも予測や理論通りに効率的にすべてが動くはずがないし(そうなったらそうなったで嬉しいけれど)、効率的すぎて大きなトラブルや事故があるけれども、逆に渋滞で死ぬことはないですから。

そもそも、動物や生命って3歩進んで2歩下がる、伸びたり縮んだりの過程が美しいわけで。

風のように進めるときも、渋滞して進まない時も、成功も失敗も愛せよ、と。

と、いうワケで、人間の生命に関するメカニズムも、これはこれで美しいのだと思う。

なんだか、ネタエントリーな日になってしまい申し訳ないです。

でも、お盆明け、伸びたり縮んだり、「自分のしていることを愛し」て、ゆっくりいきましょう。

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  • だいぶ香ばしく、かつ相変わらず切込隊長の論調がエッジが利いてて気持ちがよかったので、ご紹介。

    まず切込隊長のブログから拾ってみよう。

    我らの我らの勝間和代女史が「バブル崩壊」と書店員に煽られてブログ記事を執筆す(加筆あり)


    一個人|心に残った本||池上彰「伝える力」
    http://www.ikkojin.net/blog/blog6/post-2.html
    otsune tumblr まとめサイト 画像保管庫Q
    http://otsune.tumblr.com/post/942317506

    ブックファースト。いいねえ。漢だと思うんですよ。例えばゲーム業界でうっかり小売が「小島秀夫はバルブだ」とか書こうもんなら、そこの小売はその日のうちにコナミ流通から外されかねない勢いだと思うんで。

    まあ、ブックファーストさんの軽率な(?)書き方は置いておいて。

    本題に入ります。

    以下、項目別に。

    ● [第一章] 勝間和代女史、バブル論に対して発言する

    書籍バブル論について~私も当事者の感想を入れます
    http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2010/08/post-f4b3.html

    [引用]私の考えは、結論から言いますと、後から見ると「バブル」といわれるものの正体は、私は「将来へのオプション投資が一点に集中すること」だと思っています。

    たぶん、冒頭からこういうことを書くから飽きられたんだと思うわけです。

    以前、日経マネーの書評で勝間女史の本を取り上げたのは、企業会計に対する真摯な姿勢と、複雑なものをシンプルに読み解こうとする勝間流の合理主義が一冊の中に貫徹していたことが「新鮮」だったからでした。

    やはり本を書くからには「そのときお前がどれだけ真剣に執筆したのか」ではなくて、「お前は読者にどれだけの知見や経験や考え方を伝えることができるのか」が重要なのだと思います。

    ”著者・勝間和代”の「本業」はやっぱり金融、会計にあるのであって、マーケティング主導で他の著者に馴れ合ってみたり、売れなくなった女性シンガーとTwitter上で絡むというのはバブルというより”著者・勝間和代”の消費でしかないように感じます。

    これはおっしゃる通りというか、いつの日からか我らが勝間女史は「迷走」が始まったよな。そして最終的に「結局女はキレイが勝ち!」とか言われても、「結局」って!はあ?!?!という感想は、日本国民全体が持ってしまった感想だったんだろうなあ。。。

    「この人、カッコウつけたかっただけなのかなあ。鼻についちゃうなあ。」みたいな。

    ● [第二章] 茂木健一郎氏の件

    ● [第三章] 勝間女史、アマゾンと戦う

    ● [第四章] 池上バブルはバブルなのだろうか

    この辺トバします。引用長くなるので。

    ただ、切込隊長所見には基本的に同感。

    池上さんと勝間さんとの最大の違いは、池上書籍は「イヤミがないこと」「鼻につかないこと」があげられるんですよね。ああいう教科書的な日本語を、教条的だと拒否反応する方もいらっしゃるとは思うけれども、日本語がキレイだから、ファンを老若男女に広げることができると思うんですが、どうだろうか。

    ● [終章] いまだから読みたい勝間和代文学

    勝間女史の迷走初期のころ、勝間女史の異様な勝負根性と特異な人間性を題材にした短編が次々と発表されるという事件があり、この頃は、ある意味で勝間ワールドの不思議さ、愉快さを「愛でる」感覚がありました。

    勝間和代十夜
    http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%A1%B4%D6%CF%C2%C2%E5%BD%BD%CC%EB
    勝間和代十夜の表紙を描いてみた
    http://d.hatena.ne.jp/yoneyacco/20090721/p1

    得体の知れない勝間ワールドにいざなわれ、正体定かならぬ、それでいてロマンチシズムと熟年のエロティズム(ォェ)とがめくるめく快感と恐怖を感じさせる、勝間本の読み手の心の揺らぎを表現している作品が多くあります。

    [ぼんやり童話]勝間和代十夜
    http://d.hatena.ne.jp/ayakomiyamoto/20090616/p1

    作中の勝間和代は強烈だ。

    少年心ながら、たぶん戦死してしまって帰ってこない父親、生きるために伯父さんとの時を過ごす母親、おぼろげに知る振り返りたくない自分の環境から、恐ろしいけど興味もある勝間の出る森に入ってしまう少年… 問題は、勝間和代女史が、そこまで人の心に自立する生き方を植えつけておきながら、勝間和代女史本人が結局どこへ逝こうとしているのか、得た影響力をどこに行使しようとしているのか、単なる金儲けなのか別の何かなのか、分からんというところを当時から皆感じ取っていたわけですね。

    [引用]当事者としては、せっかくいただいたチャンス、それをどうやって最大限に生かすか、考えるのみ、です。今も同じ気持ちです。そして、株価と同じく、さまざまなものは常に、本来価値に収束しようとしますので、淡々と、自分の本来価値を上げることにみなさんと協力しながら務める、それに尽きると思います。

    チャンスだったのかどうかはともかく、最大限に生かす具体的な行動の中身が良く分かりません。勝間女史の「あがり」とは何だったのかが最後まで分からないまま、「キレイが勝ち」となったのが最大の問題点だったのかなあ、と。

    ● [付録・加筆04:22] 或る迷走

    さっき痛いテレビ見たら、こんな記事が。

    勝間和代のおっぱい需要
    http://zarutoro.livedoor.biz/archives/51505398.html

    なんというか… いや、何もいうまい。

    切込隊長Blogより抜粋(部分略)

    まとめ。

    勝間女史が迷い、読者も迷ってしまった(いまここ)。

    ただ、個人的に思うことも2点。

    1点は、切込隊長も言うように、「書籍バブル」とは便宜上そう見えるかもしれないが、しかし各人それぞれ職種もやり方も違う方々であるため、ブックファースト店長のように十把一絡げになんかするべきではないし、池上さんは目線そのまま当分問題なくいってほしいという点が1つ(池上さん好きだし)。

    もう1点は、そもそも人間は迷う生き物なんだから、勝間さんもゴチンゴチンぶつかりながらも、その持前のエネルギーと自負心で、迷いながらも走り続けてほしい、という点が1つ。

    。。。

    切込隊長の記事は毎回適切で面白い。

    本日は引用ばかりになってしまいましたが、ビシバシ来る彼の小気味いい論調が、お盆明けの脳にありがたい。

    今週もがんばりましょう!

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  • Filed under: ネタ, 人物, , 発言
  • もう土曜日か(笑)。昨今は重い記事が続いてしまったので今日は軽めに。

    ということで、本日は夕方から夜中までオシゴトなので、その前に「必死剣鳥刺し」を観に行ってくるでござる。

    藤沢周平の時代小説「隠し剣」シリーズの中でも、現代に通じる傑作と名高い「必死剣鳥刺し」を『しゃべれども しゃべれども』の平山秀幸が映画化。悲運の剣豪・兼見三左ェ門を演じるのは豊川悦司。

    シネマトゥデイより抜粋

    藤沢周平の「隠し剣」シリーズは、主人公が結構普段はダメダメなマスオさん的人物だったりします。ただ、イザ!というとき、超強い必殺剣を炸裂させる。

    まあこれは、会社でも家でも虐げられる(?)サラリーマンに絶大なる支持を得る作りになっているということなのだろうなあ。

    山田洋次カントクの藤沢3部作もあらすじは以下のような感じ。

    ①「たそがれ清兵衛」~毎日5時定時帰宅(嫁介護の為)する主人公が超強い。

    ②「隠し剣鬼の爪」~幼馴染との最終決闘。それを支えてくれた、下女との恋。

    ③「武士の一分(盲目剣谺返し)」~上司に嫁を寝取られた、ダメダメ夫の敵討。

    ※最後の「武士の一分」は、ほいほい騙される嫁が「檀れい」。うかうか寝取られる夫を「木村拓哉という黄金キャストであり、これはラスト超スッキリするので、観たことない人はぜひ観てみてほしいです。

    。。。

    だがしかしそれにしても、「必死剣鳥刺し」は、隠し剣シリーズの中でも、結構暗くて凄惨なラストだったはずなので(さすがヤクザ映画の東映さんだ)、ちょっと期待大。

    感想は「待て次号!」

    ☆隠し剣秋風抄

    ☆隠し剣孤影抄

    と、いうことで、最後にgooランキングの「メールなどで使ってみたい武士語ランキング」を掲載し、本日の仕舞いと致しとうござります。

    かたじけない

    100 「幕末」写真をチェック!
    面目ない

    72.6 「幕末」写真をチェック!
    しばし待たれよ

    意味:少し待ってください
    61.7 「幕末」写真をチェック!
    ~でござる

    意味:「ある」「いる」の尊敬語
    57.5 「幕末」写真をチェック!
    参上

    意味:目上の人の所へ行くこと
    55.5 「幕末」写真をチェック!
    出陣!

    53.5 11位以降はこちら
    けしからん

    意味:ひどく腹を立てること
    52.1 11位以降はこちら
    よきにはからえ

    意味:良きに計らえ、好きに任せる
    48.1 11位以降はこちら
    いとおかし

    意味:とてもおもしろい
    39.9 11位以降はこちら
    お主

    38.5 11位以降はこちら

    いや結構フツーに使ってるぞ自分半分ぐらい。だめなのかな(笑)?

    みなさんも、よい週末をお過ごし下さりませ。

    かたじけない

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  • 本日ご紹介するのはこちら!

    6月16日に発売され、秋葉原などで話題になっている本でございます!!

    PHP研究所「WEATHER GIRLS 気象・天気 ~萌えて覚える気象学の基本~」(1995円)

    その名も「WEATHER GIRLS 気象・天気 ~萌えて覚える気象学の基本~」!!

    これは、元素や星座などを美少女イラストで擬人化して人気を集めているPHP研究所の“萌えて覚える”シリーズ第4弾!!

    気象と天気をテーマにした今回は40人のイラストレーターが雲や雨はもちろん、アジアモンスーン、フェーン現象といった珍しい気象現象、アメダス、百葉箱などの観測機器までを完全擬人化しております!こんな感じです!


    監修にはテレビでおなじみのお天気キャスター・森田正光氏を迎え、豆知識や公式、天気図の見方など、気象学初心者でも分かりやすく解説した“気象学入門書”となっています!!

    一昨年、合格率6%という国家試験に中学生が合格して話題になり、最近では若い女性が“お天気キャスター”や“お天気お姉さん”にあこがれて目指すケースも増えているという“気象予報士”。

    「試験で問われている内容について、萌えイラストとともに楽しんで知ってもらえたら面白いのでは?」と企画されただけあって、巻末には気象予報士の活動内容や国際記号一覧も収録していて、アニメやイラストが好きな人だけでなく、気象学に興味がある人も満足できる内容だ。

    難しそうな気象や天気の知識を擬人化することで覚えやすくした“萌え覚”の新作。

    あなたも“萌え”を使った新しい楽しみ方で天気を学んでみてはいかが?

    引用元:PHP研究所公式サイト

    小生、こちらの本を読んでみたのですが、普通に勉強になります!

    上記にも書いてありますが、気象予報士を目指す方はおススメでございます!

    他にもこんなシリーズがあります!!

    星座・天文 萌えて覚える宇宙の基本

    鉱物

    いや~!萌えはすごいですな~!

    もうすぐ夏コミケが始まり、弊社も忙しくなります!

    弊社の製作物はこちらにのっておりますので、ご興味がありましたら弊社までお問い合わせくださいませ!!

    では、また来週~!!

    という世の中にしないための18人の発言」

    という、これは本のタイトルなのであるよな。この辺からも、井上ひさしさんのアソビゴコロが見えて好きなのだ。

    井上ひさしさん、尊敬していました。大好きでした。

    しばらく、筆が取れない話題であった。

    「吉里吉里人」など奇抜な設定と軽妙なタッチの小説や戯曲、エッセーで知られ、護憲運動にも力を注いだ作家・劇作家で文化功労者の井上ひさし(いのうえ・ひさし、本名廈=ひさし)さんが9日、死去した。75歳だった。

    時事.comより抜粋

    奇抜な設定と軽妙なタッチか。。。別に奇抜だとは思わんけどな。

    しかし、「ひょっこりひょうたん島」なんて、だいぶセンセーショナルで、日本のコメディというか、テレビの泣き笑いの元祖は、このひとではなかったか。

    おちゃらけていらっしゃるようで、国語の教科書を読むような、(読み手に対する)優しい敬語と、美しい日本語を書かれる方でした。

    そもそも、戯曲家(劇作家。舞台の台本やテレビの台本も描く人。)という方々は、日本語のうまい方、読んでいてイメージが湧きやすい文章を書かれる方が多い。

    小生の友人にThe New York Timesに記事を書くような男がおるのだが、彼はやはりホンを書く向田邦子さんを「天才」であると尊敬し、神がもし、なんでも願いをひとつだけ叶えてくれるなら、という問いに対して「美しい文章を書く才能が欲しい」と、のたまったことがある。しかしそれは、小生も同感であって。

    井上さんの著書から覗いてみよう。美しい文章を書くためにはどうすればよいか。

    「現在望み得る最上かつ最良の文章向上法とは」

    ひとことですむ。こうである。

    丸谷才一の『文章読本』を読め」

    とくに、第二章「名文を読め」と第三章「ちょっと気取って書け」の二つの章を繰り返して読むがよろしい。

    以上で言いたいことをすべて言い終えた。あとは読者諸賢の健闘を祈る。

    ・・・・

    まだだいぶ紙幅が残っている。そこであまり役に立ちそうもないけれど、一つだけ書きつけておくことにしよう。

    むやみやたらに文章を読むことが肝要」である。優れた文章家は、ほとんど例外なく猛烈な読書家である。どうかその真似をしてほしい。いい文章を書こうとする前に、感心な読書家になるのだ。

    ※井上ひさし「死ぬのがこわくなくなる薬」より抜粋

    これは、勇気のもらえる文章だ。

    いい読書家は、いい作家になれる。いい視聴者は、いいミュージシャンになれる。いい美食家は、いい料理人になれる。いい部下は、いいリーダーになれる。

    「好きこそものの上手なれ。」小生は、苦しくなるといつも井上さんのエッセイを読んでいた。

    昨今ではこれが良かった。

    キリスト教の洗礼も受け、イタリアに暮らしたこともある井上さんが、その愛の全てをこめて書いたボローニャ礼賛の書。

    ちょっと目次を抜粋してみましょうか。

    ・テストーニの鞄

    ・大泥棒とこそ泥

    ・そのとき、坊やは、背後から撃たれた

    ・花畑という名の都市

    ・二つのイタリア

    このネーミングの妙と申しますか、ブログも、本も、タイトルが全てだと小生は思っているのだが、もうこの目次タイトルのつけ方からして天才的

    良かったですこの本。「イタリアなんてカッコつけやがって。絶対行くかばーか。」と思っていた小生は、HISでイタリアのカタログをもらってきてしまった勢いである。

    この本は、イタリア人は国なんて信用してないけれども、自分の住んでいる街を愛し、大事にしている、という内容だったんだよな。「イタリア愛してる人」の文章だったなって。

    井上さんは、(日本の本も)20万冊以上も所蔵し、美しい日本語で文章を書く人だった。だから、憲法9条にも固執した。この緑滴る美しい国日本を、国民を、愛し信じていた。

    敗戦(東京裁判3部作)や原爆(父と暮らせば)と言う日本人の、人類の悲しみを表現してきた彼。そんな歴史を繰り返さないための、彼の遺言、最後に、記載しておく必要がありそうですね。

    九条は戦争ふせぐ最良の方法 井上ひさし(劇作家)

    ちかごろ、この第九条の中身が古いという人たちがいます。「平和主義」という考え方は古いでしょうか。問題が起こっても、戦争をせず、話し合いを重ねて解決していく。その考え方が古くなったとは、私にはけっして思えません。むしろ、このやり方はこれからの人類にとっての課題ですから第九条は、新しいものだといっていい。日本は正しいことを、ほかの国より先に行っているのです。「平和主義」という考え方は、人類にとっての理想的な未来を先取りしたものだといえます。

    すくらむ~国家公務員一般労働組合の仲間のブログ~より抜粋

    先日のロイター村本さんも、「撃ち合いなんて、人間は本能的にイヤだろ!平和がいいに決まってるだろ!」っていうことを、できるだけ多くの人に伝えるべくして、ぎりぎりまで現場に踏みとどまってらっしゃたんだと思う。

    賛否はあるでしょうが、彼の「最後の映像」もアップし、本日、日本と平和を考える、週末としたいと思います。

    討論×闘論 ロイターブログより

    日本国憲法第9条 条文

    1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

    2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

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